香港旅行者必見!Octopusカードの使い方・購入・返金まで徹底解説|海外eSIMと合わせて快適な旅を

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香港旅行ならOctopus(八達通)は必携アイテム

香港を訪れるなら、絶対に手に入れておきたい便利なアイテムが「Octopus(オクトパス)カード」です。SuicaやICOCAのような非接触型のICカードで、交通機関をはじめ、買い物やレストランの支払いにも使えるため、キャッシュレスでスムーズな旅を実現できます。

特に、香港が初めてという旅行者にとっては、現地通貨の扱いや乗り物の支払いに不安を感じることも多いはず。そんなとき、Octopusカードがあるだけで、到着直後から安心して移動や買い物ができるようになります。

本記事では、Octopusカードの基本的な使い方から、購入・チャージ方法、返金手続き、そして最近人気のモバイル版までを詳しく紹介します。

Octopusのアプリダウンロードはこちら
https://apps.apple.com/jp/app/octopus-for-tourists/id1505492952

Octopusカードとは?|香港版Suicaのような存在

Octopusカードは、香港全域で利用されている非接触型の電子マネーです。1997年に登場して以来、地元住民の生活に完全に根付き、今では日常生活に欠かせない存在となっています。

使い方はとても簡単で、カードを専用の読み取り機にかざすだけ。交通機関だけでなく、コンビニ、飲食店、スーパーなど、さまざまなシーンで利用でき、特に旅行者にとっては現金の両替や細かい支払いの手間を大きく減らしてくれます。

筆者も実際に使ってみましたが、利用できる箇所も多く、日本の交通系ICとほとんど同じ感覚で使うことができました。香港には観光客向けの特別仕様のOctopusカードも用意されており、短期滞在者にも非常に使いやすい設計になっています。

利用できる場所は?

Octopusカードは主要な交通機関、ショッピングセンターでは基本的に利用できます。以下に具体的な事例をまとめました。

交通機関での使い方|主要な公共交通はほぼ対応

香港の主要な公共交通機関のほぼすべてで利用できます。具体的には、地下鉄(MTR)、路線バス、ミニバス、トラム(2階建て路面電車)、スターフェリー、空港連絡鉄道(エアポートエクスプレス)などです。

使い方は非常にシンプルです。MTRの改札やバスの乗車口、トラムの車内などに設置された読み取り機に、カードを軽くタッチするだけでOK。日本のSuicaやICOCAとほぼ同じ感覚で利用できます。

ただし、いくつかの違いもあります。例えば、バスでは乗車時にタッチするだけで運賃が引き落とされ、降車時のタッチは不要です。また、エアポートエクスプレスなどではタッチする場所が別に設けられているため、表示や案内に従うことが大切です。
日本のICカードと似た部分も多いため、使い慣れている人にとってはすぐに馴染めるでしょう。

ショッピングや飲食での利用|現金不要でラクラク決済

Octopusカードは交通機関だけでなく、日常的な買い物や食事の支払いにも幅広く使えます。香港内の主要なコンビニ(セブンイレブン、サークルKなど)や、スーパー(Wellcome、ParknShop)、ドラッグストア(Mannings、Watsons)ではほとんどがオクトパス対応です。

また、マクドナルドやカフェなどのファストフード店でも利用可能なほか、一部のレストランや観光施設(香港ディズニーランド、ピークトラムなど)でも活用できます。

一方で、昔ながらのローカル食堂や小さな露店などでは、現金のみの対応というケースもあります。こうした場合に備えて、少額の現金も持っておくと安心です。ただし、都市部では現金不要でほとんどの支払いが済んでしまうため、キャッシュレス派には非常に快適な環境と言えるでしょう。

カードの種類と購入方法|旅行者にオススメのタイプは?

Octopusカードの種類

Octopusカードにはいくつかの種類があり、滞在期間や旅行スタイルによって選ぶことができます。

主な種類:
通常のスタンダードカード:誰でも購入可能。返金可能で再利用も可能。
ツーリスト向けカード:旅行者向けに販売されており、記念デザインなども特徴。
モバイルオクトパス:スマートフォンで使えるアプリ版。

短期旅行でシンプルに交通機関を使いたいだけなら、スタンダードカードかツーリストカードがおすすめです。返却してデポジットを回収したい場合は、スタンダードを選ぶと良いでしょう。一方、スマホひとつで移動、決済などを済ませたい方には、モバイルオクトパスも非常に便利な選択肢です。

Octopusカードの購入方法

Octopusカードは、到着後すぐに入手できます。香港国際空港の到着ロビーにあるカスタマーサービスカウンターや、MTRの各駅にある窓口で購入できます。また、セブンイレブンなど一部のコンビニでも取り扱いがあります。

購入時には、通常HK$50のデポジットが必要で、そこに利用可能な金額(例:HK$100など)をチャージして受け取るのが一般的です。

チャージ方法は大きく2つ。ひとつはMTR駅に設置されたチャージ機(Top-up Machine)を利用する方法で、これは現金専用で操作も簡単です。もうひとつは、コンビニのレジで店員にチャージ金額を伝えて現金で支払う方法。どちらも英語や広東語のスキルがなくても問題なく操作できます。

一部のチャージ機やモバイルアプリでは、クレジットカードでのチャージも可能ですが、対応機種や設定が必要なため、基本は現金チャージが主流と考えておくと安心です。

モバイル版Octopusの活用方法|アプリでスマートに旅をする

近年、香港ではスマートフォンに対応した「モバイルオクトパス」の利用が急速に拡大しています。iPhoneではApple Walletを通じて、AndroidではOctopusアプリを通じて登録・利用が可能です。

設定はアプリ内から数分で完了し、クレジットカードを紐付けてチャージが可能になります。物理カードが不要なため、なくす心配がなく、残高の確認やチャージ履歴もスマホで簡単にチェックできます。

モバイルオクトパスの最大のメリットは、日本にいるうちから準備ができることです。香港到着前にチャージや設定を済ませておけば、空港に着いた瞬間からすぐに交通機関が利用可能になります。

ただし、スマホのバッテリーが切れると使えなくなるという弱点もあるため、モバイルバッテリーを持ち歩くことをおすすめします。

モバイル版Octopusの利用方法

こちらでは、モバイル版Octopusの利用手順を説明します。※iOSのみ対応しています。

1.App storeでOctopusをダウンロード

旅行者用のアプリがあるので、そちらを利用していきます。

2.アプリ上でOctopusカードを新規作成

「Add Octopus」で新規にOctopusカードを追加します。
種類は新規作成であればAdultを、もし、既にOctopusの物理カードを持っていて、モバイルに移行したい場合は、Transfer Octopus Cardを選択します。

3.デポジットとチャージ金額の支払い

新規発行のデポジット50HKDと最初のチャージ金額を支払います。
100HKDからしかチャージできないので、注意が必要です。100HKDは日本円で1800円前後で、基本的には旅行中に難なく使い切れる金額なのでご安心ください。

4.利用開始

ウォレットに追加して、香港滞在中はエクスプレスカードに設定しておくと、移動や買い物の際に素早く起動できるのでおすすめです。

5.チャージ方法

アプリを開き、画面の「top up」をタッチすると、金額の入力画面に移ります。
す。任意の金額を入力し支払うとすぐにチャージすることができます。この辺りは日本のICカードとほとんど同様の使い勝手なので、誰でも簡単に利用することができます。
残高は、top upの左側に表示されているので、アプリを開けばいつでも確認できます。

また、「Spending Record」をタッチすると、過去の利用履歴を一覧で確認できます。

返金・残高の扱い|帰国前にどうする?

旅行の終わりに気になるのが、カードの残高処理です。スタンダードカードであれば、MTR駅のカスタマーセンターで返却手続きが可能です。HK$50のデポジットと未使用残高は、手数料を差し引いて現金で返金されます。

ただし、購入から短期間(90日未満)での返却には、HK$11の手数料がかかるため、事前に確認しておくと良いでしょう。

一方、モバイルオクトパスは返却という概念がないため、残高を使い切るのが基本。帰国前にスーパーやコンビニなどで使い切ってしまうか、次回の旅行用に残しておくという方法もあります。

Octopus × 海外eSIMで快適な香港旅行を

Octopusカードの利便性は非常に高いですが、それを最大限活かすためには「通信環境の整備」も不可欠です。モバイル版Octopusを使う場合、設定やチャージにはインターネット接続が必要になるため、通信手段がないとスムーズに利用できません。

そこでおすすめなのが「海外eSIM」です。日本で出発前にeSIMをスマホに設定しておけば、香港に到着した瞬間からすぐに通信が使えます。空港でWi-Fiを探す必要もなく、モバイルOctopusの設定やGoogleマップ、翻訳アプリなどがすぐに利用可能になります。

特に短期滞在の場合は、SIMカードの受け取りやWiFiルーターの予約が不要なeSIMの手軽さは大きなメリット。海外eSIMとOctopusを組み合わせれば、「現金不要」「SIMカード不要」「地図もチケットもスマホで完結」というストレスフリーな旅が実現できます。

まとめ|Octopusで香港をもっと自由に、もっと快適に

Octopusカードは、香港を旅するすべての人にとって強力なパートナーです。地下鉄、バス、フェリーなどの交通機関をスマートに乗りこなし、街中の買い物や食事もサッとタッチで完了。使い方さえ押さえれば、初めての旅行者でも戸惑うことはありません。

さらに、海外eSIMを組み合わせれば、モバイルオクトパスをはじめとした便利な機能も最大限活用可能。スマートフォン1台で完結する、理想のキャッシュレス香港旅行が実現します。

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