飛行機に預けられる荷物の重さは何kgまで?海外旅行前に知っておきたい重量ルールと軽量化のコツ

海外旅行へ行く際に、荷物がついつい重くなってしまうことはないでしょうか。天候が読めないから念のためアウターを持っていこう、化粧水が無くなったら嫌だから多めにしよう、など海外がゆえに、不安解消に資する荷物が多くなりがちです。また、昨今の円安などもあり、日本でペットボトル飲料を買い込んでいく、という方もいるでしょう。そこで、今回は飛行機に預けられる荷物の重さについてお話していきます。

目次

飛行機に預けられる荷物の重さと個数のルール

日本の航空会社であるANAとJALを見てみると、以下のようになっています。

ファーストビジネスプレミアムエコノミーエコノミー
ANA32kg 3個32kg 2個23kg 2個23kg 0~2個
JAL32kg 3個32kg 3個23kg 2個23kg 2個

※荷物3辺の和にもルールがあり、ANAは158㎝、JALは203㎝以内
※フルサービスキャリア(FSC)、ローコストキャリア(LCC)などでルールが異なりますので、詳細はご自身の搭乗される航空会社のホームページでご確認ください。

ANA国際線の預け入れ荷物についての詳細はこちら[ANA公式]
https://www.ana.co.jp/ja/jp/guide/boarding-procedures/baggage/international/checked-in

JAL国際線の預け入れ荷物についての詳細はこちら[JAL公式]
https://www.jal.co.jp/jp/ja/inter/baggage/checked

個数については迷う余地が無いと思います。しかし、重さはパッと見でイメージが湧かない人も多いと思いますので、次の項目で各荷物の具体的な重さもご紹介してきます。

荷物の「重さ感覚」をつかもう

スーツケースの種類と重さの目安

旅行に持っていくであろう荷物の重さイメージについて見ていきたいと思います。

はじめに、キャリーバック自体がどのくらいの重さなのか。これはスーツケースのタイプと大きさ(ℓ)によって異なります。スーツケースタイプは、ハードとソフトというボディの素材で大別できます。ハードに比べると、ソフトの方が軽いことが多いです。また、ハードでも、開閉方法の違いでファスナー型とフレーム型(鍵で開ける仕様のもの)があり、ファスナーの方が軽くなります。従って、軽さの順序は以下の通りです。

あとは大きさですが、1~3泊程度向け(~40ℓほど)、3~5泊程度向け(~70ℓほど)、それ以上(~90ℓほど)という感じに分けられます。仮に、1~3泊の旅行だとした場合、ソフトであれば2kgほど、ハードであれば4㎏ほど(ハードファスナーは3㎏ほど)と見込んでおけば良いかと思います。

旅行に持っていく荷物の重さはどれくらい?

前述の通り、日本のANAやJALが23㎏/個の水準ですので、中身は20㎏ほどにする必要があります。

仮に、冬の時期に3泊の旅行へ行くとしましょう。すると、ざっくり計算として以下のような重さになります。以前、実際に同期間の旅行をした際に17~18kg程度だった記憶がありますので、以下のイメージで計算していくと概ね見立てられると思います。化粧水など液体物を少し大きめにするだけで1,2kgは簡単に変動します。空港へ向かう前に計量を行わないのであれば、ざっくり計算で20kgほどに抑えておくと無難です。空港には計量器があるので、ギリギリそうであれば預け入れる前に計量することをお勧めします。航空会社の受付カウンターでオーバーが発覚してしまうと、ドタバタしてしまいますし、後続の列に迷惑がかかってしまいます…。

重さ計算シートはこちら

重さを抑えるには

1.スーツケースの見直し

重さがギリギリになりそうであれば、まずはキャリーケースを見直しましょう。前述の通り、ケースのタイプで重さは異なります。ただし、多種多様なキャリーケースを持っている人はそこまで多くないと思いますので、旅行直前で変更するのは難しいでしょう。

2.液体類の詰め替え活用

そうなると、荷物の中身で工夫する必要があります。最も梃入れしやすいのは、液体系かと思います。日頃使っている化粧水や乳液などを持っていきたい人も多いと思いますが、ボトルごと持っていくと重くなってしまいます。100円ショップなどでトラベル用のボトルが売っていますので、そちらに詰め替えることで重さを減らせます。そこまでこだわりがない方は、ドラッグストアやコンビニでトラベル用のセットを購入すると良いでしょう(種類は限られます)。

3.洗濯or使い捨ての着替え活用

続いて、衣服について。もし中長期の旅行であれば、ホテルの洗濯機を使うのもひとつの手です。ホテルに依りますが、意外と洗濯機を備えているところも多いのでチェックしてみましょう。旅先で洗濯するのはちょっと、と思う方にお勧めの方法として、現地で着替えを廃棄するというやり方があります。勿論、新品やお気に入りを廃棄するのではありません。着古していて、もう使わないなと思うようなインナー・肌着などを保管しておいて、旅行に持っていきます。そうすることで、現地で廃棄して帰路の荷物を軽くできます。帰路はお土産を沢山買うでしょうから、往路で重さギリギリになりそうな方にはこの方法が適しているかもしれません。

おわりに

ここまで、荷物の重さについてお話してきました。旅行準備中に「荷物の重さ大丈夫かな」という不安を感じる方も多いと思いますので、まずは概算をシミュレーションしてみてください。そして、重さがギリギリになりそうであれば、上記のTipsを参考に軽量化する工夫を凝らしてみてください。荷物をコンパクトにしたり、軽量化したりしながら、荷造りをするのも旅行の醍醐味ですので、ぜひ楽しんでみてください!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次