【マレーシア観光のすゝめ】クアラルンプール・マラッカを巡る3泊5日のリアル旅行記

マレーシアの首都クアラルンプールと世界遺産の街マラッカを巡る3泊5日の旅行をしました。
異文化に触れ、美しいモスクや街並みを堪能しながらも、トイレに紙がない・お腹を壊す・雷雨に遭う…と、旅のリアルな一面もたっぷり経験。本記事では、そんな旅の様子をご紹介しつつ、「気候や服装」「観光地の見どころ」「旅行中にあったトラブル」など、マレーシア旅行のリアルな情報をお届けします。
マレーシア旅行を検討されている方は是非参考にしてみてください。

目次

マレーシアの基本情報

一年中暑い?マレーシアの気候と観光に最適な季節は?

マレーシアは赤道近くに位置する熱帯気候の国で、年間を通じて気温が高く、湿度も高めです。四季の変化はなく、年中夏のような気候が続きます。

  • 平均気温:27〜33度前後
  • 湿度:70〜90%
  • 服装:通年で半袖・薄手の服装が基本(ただし、モスクや冷房対策に羽織物も◎)

日中は強い日差しが照りつけ、屋外を歩くとすぐに汗ばむため、通気性の良い服・帽子・日焼け止めは必須です。

雨季と乾季に注意!マレーシアのシーズン別気候

マレーシアには大きく分けて西海岸と東海岸で異なる雨季があります。

■西海岸エリア(クアラルンプール、ペナン島など)

  • 乾季:10月〜3月頃 比較的雨が少なく、観光におすすめの時期。
  • 雨季:4月〜9月頃 夕方から夜にかけてスコール(短時間の激しい雷雨)が多い。

■東海岸エリア(レダン島、ティオマン島など)

  • 乾季:4月〜10月頃 ビーチリゾートに最適なシーズン。海も透明度が高い。
  • 雨季:11月〜3月頃 大雨が続くこともあり、一部リゾートは営業を休止することも。

9月のマレーシア旅行はどうだった?

筆者が訪れたのは9月下旬のクアラルンプールとマラッカ
日中はとにかく暑く、毎日汗だくになりましたが、晴れ間も多く観光には問題ありませんでした。ただし、夕方以降に激しいスコールや雷雨があり、傘や防水グッズが大活躍。屋外スポットの訪問はなるべく午前中〜昼過ぎまでに済ませて、夕方は屋内施設やモスクのライトアップを見る、というプランがおすすめです。

旅程と観光ルート|3泊5日で巡ったクアラルンプールとマラッカ

1日目|クアラルンプール到着&夜市とツインタワーでマレーシアの夜を満喫

空港からの移動

成田空港からマニラ(フィリピン)経由でクアラルンプールを目指したため、トランジットの待ち時間を含め計10時間の移動でした。(直通であれば7.5時間程)
空港からはKLIA Expressで市内中心部へ移動し、ホテルにチェックイン。

KLIA Expressはターミナル直結のホームから乗ることができます。
自動発券機で行先を選択し、支払いを済ませるとQRコード付きのレシートが発行されます。クレジットカードでの支払いにも対応しており、現金は不要でした。

QRコードを改札にかざして中に入り、あとは列車が来るのを待つだけ。
しかも、乗ってしまえば市内中心部のKLセントラル駅まで約30分と利便性は抜群です。

※市内のモノレールは現金でトークンを買う必要があるので注意が必要です。

「ジャラン・アロー」で夕飯

ホテルにチェックインした後、夕食はナイトマーケットに。
クアラルンプール中心街のジャラン・アローまではGrabを使ったのですが、手前の道路で大渋滞。Grabを利用する人は少し手前で降りて歩いた方が速いかもしれません。


ちょうど21時頃ということもあり、通りは人も溢れ活気に満ちた雰囲気が旅気分を盛り上げてくれました。
マレーシア料理を始め、中華、タイ、インドと様々なお店が立ち並んでいます。
筆者は中華?マレーシア?料理とビールで早速、マレーシアの夜を楽しみました。

ライトアップされた「ペトロナスツインタワー」で写真撮影

その後はマレーシアの随一の名所でもあるペトロナス・ツインタワーに。
高さはなんと451mで世界で最も高いツインタワーだそうです。
高級感あふれる白色にライトアップされたタワーは圧巻でした。

余談ですが、『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』に出てくるツインタワーを思い出しますね。

公式サイトから中に入るチケットの予約もできます。
https://www.petronastwintowers.com.my/

2日目|多様な文化を感じる寺院&モスク巡り

朝食はマレーシアの国民料理「ナシレマ」

2日目の朝食には、マレーシアの国民料理ナシレマを。
ナシはご飯、レマは脂分を表しており、カレーのような見た目。
筆者が訪れたお店では自分の好きな具材をオーダーしていき、一皿を完成させるスタイルでした。
味の表現は難しいですが、少しスパイシーなザ・エスニック系の料理といった感じです。
味は結構濃いめなので、ミルクティーとの相性はバッチリでした。

カラフルな階段と仏像が有名な「バトゥ洞窟」

午前中はクアラルンプール中心部から車でおよそ30分の「バトゥ洞窟」へ。
カラフルな272段の階段は圧巻ですが、暑さと段数の多さで結構しんどいので、水分補給は必須です。


登り切った先は洞窟になっており、奥には祭壇がありました。
観光名所の印象が強いですが、れっきとしたヒンドゥー教の寺院です。信徒とみられる人たちが裸足で階段を上る姿が印象的でした。
また、洞窟は天井が開けており、圧倒的な自然のパワーを感じることもできました。

午後はイスラム教のモスク巡り

午後は「ピンクモスク(プトラモスク)」と「ブルーモスク(シャーアラムモスク)」を訪問。どちらも写真で見ていた以上の美しさで、イスラム建築の荘厳さを体感できました。
ただし、それぞれ18時と18時半までの営業なので、訪問時間に注意が必要です。


また、ブルーモスクは自由見学ができず、モスクのスタッフに案内してもらいます。
筆者は、予定を詰め込んでおり、滑り込みでブルーモスクの中を見ることができたので、モスクに訪れる際には余裕を持ったスケジュールがおすすめです。

夕食はマレーシアの定番鍋「スチームボート」

2日目の夕食は、その特徴的な形に由来する鍋料理「スチームボート」野菜や海鮮、練り物などを煮込んでいただく鍋料理です。スープはあっさりとしており、チリソースや薬味と共に食べると美味しいです。
アジア特有の料理が苦手な方にもオススメの1品です。

3日目|マラッカ日帰り観光とチャイナタウン散策

世界文化遺産にもなっているマラッカの街並み

3日目は朝からマレーシア南西部にあるマラッカへ日帰り旅行。
Grabでクアラルンプールから約2時間の移動とやや距離はありますが、1日あれば十分楽しめます。また、複数人で旅行に行くと1人当たりが割安になるのでGrabがオススメです。


マラッカではチャイナタウンやモスク、世界文化遺産に登録されている街並みなどを散策しました。特に印象的だったのは、海運で栄えた古くからの歴史が残る都市だということ。
歴史を感じさせる遺跡と、周囲に残るローカルな暮らしも相まってノスタルジーを誘います。

ジョンカーストリートのカフェで一休み

照りつける日差しを浴びながら観光をしたら、ジョンカーストリートのカフェでティーブレイク。
筆者が訪れたカフェはレトロかつ開放感のある内装がおしゃれなお店でした。


注文したのは「パンダンパンケーキ」
パンダンという草から作られる緑色のパンケーキ。
味に癖は無く、優しい甘さで疲れもリフレッシュされました。

マレーシアの麺料理「パンミー」

3日目の夕食は、パンミー。
マレーシアではメジャーな麺料理の中の1つで、日本のうどんに近い料理です。
スープも優しい出汁のような味わいで、こちらも日本人好みの味付けでした。
マレーシア滞在中、おなかの調子が思わしくないときにはパンミーの優しさが染みると思います。

4日目|お土産探しをして帰国

雑貨からお菓子まで揃う!お土産探しは「セントラルマーケット」で

最終日は午前中に「セントラルマーケット」でお土産探し。
マレー、中華、インド系など多文化が混ざった雑貨やスイーツが豊富にそろい、見ているだけでも楽しい空間です。
マレーシアの定番土産「なまこ石鹸」や民芸品の絨毯や洋服なども手に入ります。
雑貨好きな人、お土産に困っているという人には是非おススメしたいスポットです。

筆者はマミー・モンスター、BOHの紅茶、ベリーズのチョコレートの3つを購入しました。

マレーシア旅行中のトラブルと注意点まとめ

旅をより快適にするために、今回の反省点と便利な持ち物をまとめました。

マレーシア旅行中のトラブル

トイレにペーパーが無い

マレーシアのトイレにはハンドシャワーが付いており、ペーパーが無いところが多々あります。
(ビショビショになった後、どうしてるんだ?と思うのですが…)
大きなショッピングモールやホテルなどは比較的綺麗かつペーパーもあるため安心ですが、夜市の小さなお店や屋外の観光地では、ペーパーが無い可能性があるので気を付けましょう。

突然のスコールにはご注意を

筆者は雨季である9月に訪れたため、夕方のスコールに見舞われました。
日中は基本的に晴れており暑いくらいですが、夕方になると天気が一変し、とんでもない量の雨と雷になります。
短時間で止むので、夜の外出には問題ありませんでしたが、夕方頃は屋内の観光がおすすめです。

お腹の調子にも気配りを

これはマレーシアに限らずですが、海外旅行で付きまとうのがお腹のコンディション調整。
慣れていないものを食べるので、衛生面や食文化への適性などが問われます。
マレーシア料理はスパイシーなものや中華の様に油を大量に使う料理もあるため、食べ過ぎてお腹を壊すということが無いように気を付けましょう。

あると便利な持ち物リスト

これからマレーシアに行く方へ、最低限これだけは持っていきたいグッズをまとめました。

✓通気性のいい服、汗拭きタオル、帽子、日焼け止め
✓ハンディファン
✓折り畳み傘
✓ポケットティッシュ、ウェットティッシュ
✓胃腸薬
✓BFタイプの電源プラグ(必須)

まとめ

マレーシアは、美しい建築、美味しい料理など多様な文化が融合した魅力的な国でした。クアラルンプールの近代的な街並みと、マラッカの歴史を感じる風景、どちらも印象深いものでした。一方で、暑さ・文化などトラブルも含めて“旅のリアル”を体験できました。筆者の経験を皆様にもご活用いただき、より充実したマレーシア旅行の参考になればうれしいです。

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