海外旅行や出張のたびに、SIMカードの差し替えやWi-Fiルーターのレンタルに手間を感じていませんか?
そんな方ににおすすめなのが、海外eSIM。
しかし、「購入後どうやって使えばいいの?」「アクティベーションって難しそう…」と不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、海外eSIMを購入した後のアクティベーション方法(iPhone/Android対応)を、初めての方にもわかりやすく、画像付きで丁寧にご紹介します。
海外eSIMのアクティベーションとは?
アクティベーションとは、購入したeSIMの情報をスマホに登録・有効化し、実際に通信ができる状態にすることを指します。多くの場合、QRコードの読み取りやアプリでの設定によって完了します。
アクティベーションに必要な情報は以下のとおりです。
・アクティベーション用QRコード、またはSM-DP+アドレス※今回はQRコードを使用した設定について解説します。
・インターネット接続(Wi-Fi推奨)
それでは、iPhone・Androidそれぞれのアクティベーション手順を見ていきましょう。
iPhoneでのeSIMアクティベーション方法
Step 0. 対応機種、SIMロックの確認
iPhone XS,XR以降(iOS12.1以降)の端末でeSIMに対応しています。
対応機種の詳しい確認方法はこちらから
設定 > 一般 > 情報画面
SIMロックの確認は、上記の手順でSIMロック項目に[SIMロックなし]の表示が出ていることを確認します。[SIMロックあり]の場合は、現在利用しているキャリアにてSIMロックの解除が必要です。
Step 1. QRコードの読み取り

購入完了後、手元に届いたQRコードを印刷、若しくは別の端末に表示させます。
下記の手順で、カメラが起動したらQRコードをスキャンしてください。
設定 > モバイル通信 > eSIMを追加 > QRコードを使用
Step 2. eSIMをアクティベート

[eSIMをアクティベート]が表示される場合、「続ける」または「eSIMをアクティベート」をタップしてください。
Step 3. デフォルト回線の設定

「デフォルト回線」、「iMessage,FaceTime」、「モバイルデータ通信」の設定は全て「主回線」に設定してください。
Step 4. アクティベート完了

出発前に日本国内で設定する場合、端末を再起動後、副回線をオフにします。
Step 5. 現地到着後、回線の切り替え

現地に着いたら、主回線(日本の回線)は必ず「OFF」にし、副回線(旅先のeSIM)を「ON」にします。そして、副回線のデータローミングを「ON」にすれば、現地でスマートフォンが利用できるようになります。
AndoroidでのeSIMアクティベーション方法
Step 0. 対応機種、SIMロックの確認
eSIM対応、SIMフリー端末のみご利用可能です。
対応機種の確認方法はこちらから
Step 1. QRコードの読み取り

購入完了後、手元に届いたQRコードを印刷、もしくは別の端末に表示させます。
設定画面から下記の手順でタップしていきます。
設定 > ネットワークとインターネット > モバイルネットワーク > 代わりにSIMをダウンロードしますか
カメラが起動したら印刷、別端末で表示しているQRコードを読み取ります。
読み取り完了後、「有効化(ダウンロード)」をタップしてください。

Step 2. デフォルトの回線の設定

出発前に日本国内で設定する場合、下記天順でタップし、設定したeSIMは「OFF(無効)」にしてください。
設定 > ネットワークとインターネット > モバイルネットワーク
Step 3. 現地到着後、回線の切り替え

現地に到着したら、日本で使用中のキャリアを「OFF」にし、設定したeSIMを「ON」にしてください。
よくある質問
Q:アクティベーションは日本国内でも可能ですか?
A:可能です。出発前に日本国内のWi-Fi環境でアクティベーションすることをおすすめします。
Q:1台のスマホに複数のeSIMを登録できますか?
A:可能です。ただし同時に有効化できるのは1つ(または2つ)までの機種が多いです。
Q:失敗した場合どうすればいい?
A:サポート窓口へ問い合わせましょう。
出発前にeSIMのアクティベーションを済ませて安心な旅を
海外eSIMのアクティベーションは、一見難しそうに思えるかもしれませんが、実際には数分で完了するシンプルな操作です。iPhoneもAndroidも、事前に手順を理解しておけばトラブルなく設定できます。
eSIMは、海外旅行で通信に悩まないための強い味方です。ぜひこの記事を参考にして、渡航前にアクティベーションを完了させておきましょう。